Ajo Bianco
にんにくとアーモンドの冷製スープ
この冷たいスープとの出会いは10数年前のスペイン、バレンシア。お気に入りの雑誌Monocleに載っていた隠れ家レストランで、オススメしてもらった一品。スペインのアーモンドは脂質が多くて甘みがあるのが特徴で、冷たくてまろやかな口当たりのスープとフレッシュなぶどうが暑い日差しの中を歩き回って疲れた体に染み渡る美味しさでした。
それからというもの、今まで見たことも聞いたこともなかったAjo Biancoが目につく機会が増え、急に私たちの日常にグイっと入り込んでくるようになりました。そんな出来事がいくつかあり、調べてみると作り方もとっても簡単。夏の食卓に上がる定番メニューへとなっていきました。今年も暑い夏がすぐそこ。少し変わった夏メニューを探している方はぜひ試してみてください。
普通のアーモンドでは甘みが少ないような気がして、少しカシューナッツを加えています。普段はホールフード(素材そのまま丸ごと食べること)を意識しているのですが、スープを白く仕上げたいので、アーモンドも皮なし、パンも白いバゲットのようなパンの中だけを使います。このスープの生い立ちでは、硬くなってしまった前日のパンを使うってことだったみたいなので、余ってるパンの消費にもいいみたい。ぶどうを入れるのが伝統的ですが、リンゴを入れるレストランもあって、どちらも爽やかでとっても美味しいですよ。
にんにくとアーモンドの冷製スープ Ajo Bianco
=材料= 約3人分
皮なしアーモンド 80g
カシューナッツ 20g
にんにく 1片
塩 小さじ1
パンの白い部分 50g
エクストラヴァージンオリーブオイル 35g
白ワインビネガー 15g
水 400ml-500ml
白ぶどう 15個 (飾り用)
アーモンド (飾り用に適量)
=作り方=
飾り用以外の材料を全てブレンダーにかけて、塩で味を整える。
2時間以上冷蔵庫で冷やして、ぶどうとアーモンドを盛り、オリーブオイルをかける。
*お好みで粗挽きの黒胡椒をかけてもおいしい。