What is Plant Based Diet?  Pt.2

プラントベースって何? 後編

 
 

前編では、プラントベースに関連する3つの考えの違いを主に見ていきました。

<Plant based プラントベース>

植物由来のものだけを食べる、加工品も食べる

<Whole Food Plant Based ホールフードプラントベース>

加工品を避け、食材丸ごと、植物由来のものだけを食べる

<Vegan ヴィーガン>

動物を犠牲にすることに反対し植物由来のものだけを食べる、加工品も食べる


この3つはたくさんオーバーラップしているところがあって、すべてをヴィーガンと呼んでいる人もいれば、厳密に分けて考えている人もいます。

どちらにせよ、今の世の中の主流はまだまだ雑食。

ヴィーガンに優しい都市と言われるLAに住んでいても、外食の際には下調べは必要だし、全く理解をしてくれない人に出会うのも事実。

そんな面倒で不便であってもプラントベースでいたい理由があって、わが家は子供たちもいっしょにみんなでプラントベースです。

その理由を今回はお話します。

 

【プラントベースな食生活を進める3つの理由】

 

①生活習慣病、成人病をよせつけない食生活

まず、健康のためというのががわが家のプラントベースへの入り口でした。

「Fork over knives」や「What the Health」といったドキュメンタリー映画を見たことがホールフードプラントベースに触れたきっかけなのですが、学校じゃ教えてくれない、メディアでもなかなか取り上げられない情報に触れて目からウロコがぼろぼろ。

この2つのドキュメンタリーの中では、現役の医師たちが長年実証してきた心臓病、高血圧、糖尿病などを予防、そして治す方法としてホールフードプラントベースを勧めています。


詳しくは映画をあなた自身の目で見て欲しいのだけど、西洋医学では対処療法として、問題のある部分を手術で取り除いたり、薬で症状を軽減させたりします。

完全に治るということはほぼなく、病気と共生していく方法って考えの方がしっくりくるのが今の西洋医学のスタンス。



それに対してホールフードプラントベースはそもそも治療ではなくて、食生活。その食生活から病気の根っこの部分にアプローチしていくかんじ。

なのに病気と共生なんかじゃなく、完治させちゃった例が映画の中でいくつも紹介されています。

 

この2つの選択種があるなら、わたしは何度でも絶対にプラントベースを選びます。

プラントベースは副作用が全くないうえに、病気になる原因の大部分を取り除くことができるから。

その反対に「野菜の食べ過ぎは体に良くない」なんて聞かないですよね?


知っていましたか?

ベーコン、ハム、ソーセージなどの加工肉に赤身肉も、発がん性があると証明されているということを。

骨を強くすると言われてる牛乳を飲むと、骨に蓄えられているカルシウムが溶け出すということを。

魚は体内にマイクロプラスチックや海洋汚染物質をため込んでいるということを。

 

わたしは大学生のときに母を病気で亡くしていて、大学を卒業する姿、結婚する姿を見せることができていません。もちろんわたしの夫や子供たちも母に会ったことはありません。

なのでこの先30年くらいのわたしのミッションは、とにかく自分の子供たちが家族を作り、何があっても支え合えるパートナーができるまでは死なない!というもの。

このミッションのために、プラントベースな食生活で病気になるリスクをできるだけ減らすのは、わたしの中でとても大事なことなのです。

 

②環境破壊へのインパクトを最小限に


お肉、牛乳、玉子を生産するために生かされている家畜。

この家畜を育てるため、家畜のエサを作るために発展途上国での森林伐採が進み、生態系が破壊されています。

地球上の約3分の1の土地は畜産業に関わる土地なんだそう。

そしてそれだけじゃ足りずに未だにどんどん広がっていってるのが実情。

人間のエゴで自然をこんなに壊しても良いなんて、わたしには思えません。

特に、動物性の食事を取らなくても美味しいものがたくさんある今の時代に!



そして牛や豚を育てるってね、たくさんのエサが必要なんです。お水もいっぱい。

生きている動物を食卓に並べるまで、たくさんのプロセスがありますよね。

お皿いっぱいの野菜や豆料理を食べるより、ハンバーガーひとつ食べる方が何百倍もの資源を必要とします。


そして家畜の出す温室効果ガスは地球温暖化の一番大きな原因です。

国連によると、車、飛行機、船など全てを合わせるよりも、お肉の生産過程から出る温室効果ガスの方が多いと言われています。

 

プラントベースの食事をすれば環境破壊がゼロになるかと言われれば、そうではありません。

それでも畜産業に貢献しないことは、環境を壊すスピードを何百倍もスローダウンさせることができます。

 

③動物も感情があって生きていたいと思っている命

最後に書いてはいますが、これは一番大きな問題だと思うものです。

今の時代のシステム化された畜産業。

動物を命ある、感情のある、痛みを感じる生き物としてではなく、物として扱っていること。

少し検索すれば、動物がどんな扱いを受けているのかたくさんの映像を見ることができます。

とにかくショッキングです。

でも、これって海外の話でしょ?とよく聞かれますが、実は日本の方が残酷です。

日本にはまだ畜産動物を守るルールが何もないので、海外では禁止されている方法での飼育が主流です。

 

わたしも親となり、子供に人や動物へ優しくすることを教えます。

ペットを飼っている方なら、優しく撫でて家族の一員だということを教えますよね。

動物を無用に傷つける、殺すことは、誰もがいけないことだと思うでしょう。

だけど、スーパーでお肉を手に取るときには何も感じない。


これは「ヴィーガンじゃない人が悪い」と言っているわけではなく、動物を傷つけることはいけないという価値観と、動物性の食品を食べるという行為の2つを結びつけて考えることができていないだけだと思います。

自分から知っていこうと思わない限り、大きな産業のマーケティングの思うがままに信じてしまうのも無理がありません。

でも今の時代、ちょっと検索しただけで知りたいことの答えがあります。

自分の行動がどこに繋がっているのか、少し意識してみませんか?

 

【プラントベースの食生活を始めるには?】

大きく分けて3つのプラントベースをお勧めする理由を書いてみました。

健康上の理由

環境を守るという理由

動物を守るという理由


ヴィーガンになる人、プラントベースな食生活を取りいれ始める人の入り口は様々です。

始めたいと思い立った時にプラントベースな食事を始められるように、簡単だけど健康によくて、子供から大人まで一緒に楽しめるレシピをこのサイトでは紹介しています。


今まで食べてたものをやめる、違うものを食べるとなると栄養のことなど気になりますよね。

わたしもそこが一番の気がかりで、とにかく調べに調べまくりました!

特に子供たちが離乳食を始めたばかりの頃にヴィーガンに移行したので、子供の成長に欠かせないと聞いていた牛乳やタンパク源の肉、魚、卵を食べさせないことを心配していました。


たくさん調べた結果から言うと、プラントベースな子育てで何も問題ない。と言うところにたどり着きました。

詳しいことは、いづれ他のポストの中やニュースレターなどでシェアしていきたいと思います。

質問があればわたしの分かる範囲でお答えしますので、下にあるコンタクトページやインスタグラムのDMなどでメッセージくださいね。